個性を持つカーペット

住居からホテル、オフィス等様々なシーンで見られるカーペットは、その場所に合った要素をもっており様々な繊維で作られています。「天然繊維」と「化学繊維」からなる繊維で作られており、快適な空間を作る重要な役割を担っているといえます。どのような繊維がどの用途に用いられているかをご紹介します。

多種多様なカーペットの天然素材

カーペット素材には「天然素材」と呼ばれるものがあります。天然素材とは、ウールやコットン、シルク、麻などの繊維を指しそれぞれに特徴があります。ウールは羊の毛からなる繊維で、軟らかい手触りで温かいのが特徴です。また撥水性に富んでおり、汚れがつきにくいというメリットが見られます。コットンは種子についた白いわたのような繊維から作られたもので、肌触りが良く吸収性に富んだ繊維であるといえます。シルクは蚕から紡がれた繊維で、光沢のあるつるっとした肌触りが魅力といえます。アサ科の草木からとれる麻の繊維は通気性が良く、厚い夏に重宝される繊維です。このように一言に天然繊維といっても様々な種類と特徴があり、用途に合ったカーペットに仕上げることができる素材といえます。

化学繊維の種類と特徴

カーペットに使用される「化学繊維」には、レーヨンやナイロン、アクリル、ポリエステルなどがあります。レーヨンは天然素材を化学的に処理して溶かし繊維を作った再生繊維であり、価格が非常に安い繊維といえます。ナイロンは石油と石炭からなる合成繊維で耐久性に優れており、水に濡れても変形しにくいといった長所があります。アクリルは石灰岩、石炭、石油を原料とした繊維で保湿性があり軽く柔らかいという特徴があります。発色が良く美しい色合いを出すことのできる繊維ではありますが、熱に弱いとされています。ポリエステルは石油からできる繊維で強度があり耐久性に優れている為、カーペットのみならず様々な用途に活用されている繊維です。

どんなアイテムにどの素材がマッチする?

ご紹介した素材がどのような用途のカーペットに適しているかをご説明します。ウールは撥水性の高い繊維であることから、湿度の調整に優れておりオールシーズン使用できるカーペット素材であるといえます。コットンは優れた吸水性を持つ為バスマットとして用いられています。シルクは高級素材として知られており、正しいお手入れをすることで美しい空間を演出してくれるインテリアとなります。麻は暑い夏に涼しさをもたらす夏に最適な敷物であるといえます。レーヨンは安さが魅力ですが、耐久性に欠ける為需要が減ってきているのが現状です。ナイロンは強い耐久性を持つことから公共の場のカーペットとしても用いることのできる繊維であるといえます。アクリルは難熱加工を加えることでカーペットとして使用できる繊維になります。ポリエステルは敷物としてのカーペットのみならず、インテリアとしても重宝される繊維といえます。